複数の借金は、おまとめローンを利用することで金利を引き下げられるという話を耳にしたことはないでしょうか。
実はアコムもおまとめローンを提供しています。
「アコムのおまとめローンってどんなものなの?」
「利用するメリットには何がある?」
と気になっている方もいらっしゃるのでは。
そこで本記事はアコムのおまとめローンである「借換え専用ローン」の概要や利用方法、メリット・デメリットなどを紹介していきます。
この記事を読めば、アコムの借換え専用ローンを活用して、より有利に返済できるようになるでしょう。複数の借入をしている人はぜひ参考にしてくださいね。
Contents
アコムの借換え専用ローンとは?
アコムの借換え専用ローンは貸金業法に基づいた消費者が有利になるおまとめローンとして提供されています。
アコム以外にもおまとめローンを提供しているところがいくつかあり、これらの中では金利がやや高めに設定されているものの、審査時間から融資までの時間が非常に短いため「できるだけ早くおまとめローンを契約して、借金を完済したい!」という人にピッタリです。
アコムの借換え専用ローンのスペックをまとめると次の表のとおりになります。
実質年率 | 7.7%~18.0% |
---|---|
限度額 | 1~300万円 |
審査時間 | 最短30分 |
申込条件 | 20歳以上で安定した収入のある方 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
遅延損害金 | 20.0%(実質年率) |
返済期間 | 最長13年7ヶ月 |
担保・保証人 | 不要 |
ここからはアコムの借換え専用ローンの概要をみていきましょう。
資金用途は借金の返済のみ
通常のアコムのカードローンは用途自由となっており、何に使ってもOKですが、借換え専用ローンは「借金の返済にのみ利用可能」と使用目的が限定されています。
また、追加借入は不可となっているため、借金返済の最中にお金を借りようとしても対応してもらえません。この点は事前にしっかりと理解しておくべき大事なポイントなので覚えておいてくださいね。
総量規制の例外貸付
まず総量規制とは貸金業者からの借り入れが年収の3分の1までに限定される貸金業法でありアコムは、消費者金融なのでこの法が適用されています。
例えば年収300万円の人なら100万円までしか借り入れできません。
しかしそうなってくると「アコムは消費者金融だから総量規制に引っかかって、おまとめローンができるほど多額の借入はできないのでは?」と気になっている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、おまとめローンは消費者に有利となる「例外貸付」の扱いになるため、総量規制の対象外となります。つまり年収の3分の1以上の借入になったとしても融資してもらえることに!
「複数の借金で借入総額が年収の3分の1を超えている…」という方でも安心して申込めます。
アコムの借換え専用ローンの利用手順

アコムの借換え専用ローンの申込方法は原則、電話での申込のみに対応しています。
ここからはアコムの借換え専用ローンの申込から融資までの流れを見ていきましょう。
電話で申込
上述した通り、借換え専用ローンに申し込む方法は電話のみとなっており、連絡先は次のとおりです。
必要書類の準備
申込みが完了すると、次は必要書類の準備を行いましょう。
必要書類は次の2種類があります。
- 本人確認書類
- 収入証明書類
本人確認書類は「顔写真」がついているものが適切で推奨されるのは運転免許証や健康保険証。
収入証明書類は、利用限度額が50万円を超える場合に提出しなくてはなりません。
それぞれ該当する書類の一例をまとめると次のとおりです。
- 運転免許証
- 健康保険証
- 住民票
- 公共料金の領収書※
- 納税証明書
※携帯電話の領収者は不可
- 源泉徴収票(最新年度のもの)
- 給与明細(直近1ヶ月分)※
- 所得証明書(最新年度のもの)
- 市民税・県民税額決定通知書(最新年度のもの)
- 確定申告書(最新年度のもの)
※「住民税(地方税)」の記載がない場合、もしくは入社が前年1月以降の場合、原則直近の給与明細書2ヵ月分を用意し提出
アコムの借換え専用ローンはスピーディーに対応してくれるのですが、申込者がこれらの書類の準備に手間取っていては、そのメリットを活かすことができません。
申込前から準備を進めておくのがベストです。
店頭窓口かむじんくんに出向き契約

必要書類を持参し、アコム店頭窓口または無人契約機「むじんくん」に出向いて契約手続きを行いましょう。
その場で審査が行われ、審査に通過すればすぐに融資が受けられます。ただし注意したいのが、店頭窓口およびむじんくんの営業時間です。
当然ですが、営業時間内でなければ対応してもらえません。
各営業時間をまとめると次の表のとおり。
項目 | 営業時間 |
---|---|
店舗窓口 | 9:00~21:00 |
むじんくん | 9:00~21:00 |
一部店舗は営業時間が異なる場合があります。
アコム公式サイトから最寄りの店舗窓口およびむじんくんを検索できるので、あわせて営業時間もチェックしておくことをおすすめします。
他社の精算はアコムが直接おこなう
無事契約が完了すると、アコムが直接他社に精算を行います。
そのため、契約者はわざわざ他カードローンの完済手続きを行う必要はありません。
他社借入完済後は、アコムに返済し続けていく形となります。
借換え専用ローンを利用する上で気になるポイント
アコムの借換え専用ローンの概要がわかったところで、次は「利用する上で気になる」という声が多いポイントを3つ紹介します。
- 追加借入の可否
- 店頭窓口、むじんくん以外の手続き
- 在籍確認の有無
それぞれ詳しく内容を見てみましょう。
借金の完済を目的としたローンなので追加借入れはできない
アコムの借換え専用ローンはあくまでも借金の完済を目指すローンなので、追加借入には対応していません。
もし返済の最中でお金が必要になった場合は、他カードローン会社と新規契約し、借入を行わなくてはならないでしょう。
返済中にお金が足りなくなることがないよう、計画的に申込むように心がけてください。
店頭窓口かむじんくん以外で申込む方法はある?
申込み自体は電話で行えますが、結局、店頭窓口かむじんくんに足を運ばなくてはならず近くにない方にとっては使いづらいですよね。
そこでアコムは郵送での申込み・契約手続きに対応しています。電話でのお申込時に「郵送で手続きをしたい」という旨を伝えれば対応してもらえるので安心してください。
ただし郵送での契約手続きはそれなりに時間がかかってしまいます。急いでいる方は多少遠出になってしまっても、店頭窓口or自動契約機で契約手続きを行った方が早く融資してもらえるので覚えておきましょう。
借換え専用ローンでも在籍確認はある?
借換え専用ローンでも必ず在籍確認が行われています。
外部から職場に電話がかかってくることがない仕事に就いている方など、電話での在籍確認が難しい状況にあるなら担当オペレーターに相談してください。
在籍確認を証明できる書類の提出が認められる場合があります。しかし原則電話での在籍確認が行われるため「職場の人にバレるのが嫌だから」といった理由は認められないでしょう。
相応の理由がなければ基本的に電話での在籍確認が実施されます。
借換えたせいで利息の負担が増えてしまう可能性もあるので注意
アコムの借換え専用ローンを利用すると、金利の引き下げが適用される可能性が高いです。
そのため、使い方次第では利息の総額を減らすチャンス!
しかし、毎月の支払い額が少なくなり、長期的な利用になると、かえって利息が大きくなる可能性があることを覚えておいてください。
アコムの借換え専用ローンは毎回の返済金額は貸付金額の1.0%以上(1,000円単位)となっているため、例えば100万円の借入なら、毎月最低でも10,000円を払えばOK。
1回の返済額を減らせば、返済はしやすくなります。しかしなかなか残高が減らず、利用日数ばかりが伸びていき、総利息額がとても大きくなりかねません。
借換え専用ローンを利用しつつ、極力利息を少なく抑えたいなら、毎月の返済額はできる限り高く設定して、1日でも早く完済できる計画を立てるのが有効です。
「多少利息が高くついても、毎月の支払い額を抑えたい!」という方は、無理のない範囲内の返済額を設定してくださいね。
まとめ
今回はアコムの借換え専用ローンの概要や申込方法、注意点などを紹介しました。
ポイントをおさらいしましょう。
- 総量規制対象外なので年収の3分の1以上でも利用できる
- 申込は電話のみ。契約手続きは店頭窓口またはむじんくんで行うのが基本
- 借換えによってかえって利息の負担が増える可能性もあるので注意
以上3点が本記事の要点になります。
「借金の一本化を考えている」
「アコムの借換え専用ローンを利用する上で注意するべきことはある?」
といった方は、この記事を参考にして、アコムの借換え専用ローンを検討してみてはいかがでしょうか。
複数の借金を1つにまとめることで、これまで以上に返済しやすくなり、金利が下がるチャンスです。
アコムのおすすめポイント
銀行グループ | 実質年率 | 融資枠 | 無利息期間 |
---|---|---|---|
三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3.0%~18.0% | 800万円 | 最大30日間 |
プロミスのおすすめポイント
銀行グループ | 実質年率 | 融資枠 | 無利息期間 |
---|---|---|---|
SMBCグループ | 4.5%~17.8% | 500万円 | 最大30日間 |
SMBCモビットのおすすめポイント
※2019年9月現在銀行グループ | 実質年率 | 融資枠 | 無利息期間 |
---|---|---|---|
SMBCグループ | 3.0%~18.0% | 800万円 | なし |