「アコムで50万円借りたいけれど、どれくらいの利息がかかるのか分からない」と不安に感じることはないでしょうか?
カードローンの性質上、高額借入は長期利用になりやすく、利息も膨らみがち。ちゃんと返済できなければ、延滞による遅延損害金などのペナルティも懸念されます。
そこで今回は、アコムで50万円借りたときの利息モデルの紹介、利息を抑えて返済する方法などを解説していきます。
この記事を読めば、アコムから多額の借入をしても、きちんと計画的な返済ができるようになるでしょう。
Contents
アコムで50万円を借りたときの利息や返済額はいくらになるのか?
それでは早速本題に入り、アコムで50万円を借りたときの利息・返済額をみてみましょう。
内容は次の2つです。
- 50万円借りて最低返済額で返済した際の利息を合わせた返済金額
- 最低返済額よりも多く返済して、返済期間と利息を少なくするコツ
それでは詳細をみていきましょう。
50万円借りて最低返済額で返済した際の利息を合わせた返済金額
アコムの利息の計算方法は
「借入残高×金利÷365日×利用日数=利息」
となります。
これを踏まえた上で、最低返済額の毎月15,000円で返済し続けた場合のシミュレートは次のとおりです。
- 毎月の返済額:15,000円
- 借り入れ利率:18.0%
- 返済回数:47回
- 利息合計:198,327円
回数 | 返済金額 | 元金 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
累計 | 698,327 | 500,000 | 198,327 | 0 |
1 | 15,000 | 7,500 | 7,500 | 492,500 |
2 | 15,000 | 7,613 | 7,387 | 484,887 |
3 | 15,000 | 7,727 | 7,273 | 477,160 |
4 | 15,000 | 7,843 | 7,157 | 469,317 |
5 | 15,000 | 7,961 | 7,039 | 461,356 |
6 | 15,000 | 8,080 | 6,920 | 453,276 |
7 | 15,000 | 8,201 | 6,799 | 445,075 |
8 | 15,000 | 8,324 | 6,676 | 436,751 |
9 | 15,000 | 8,449 | 6,551 | 428,302 |
10 | 15,000 | 8,576 | 6,424 | 419,726 |
一部省略 | ||||
40 | 15,000 | 13,405 | 1,595 | 92,964 |
41 | 15,000 | 13,606 | 1,394 | 79,358 |
42 | 15,000 | 13,810 | 1,190 | 65,548 |
43 | 15,000 | 14,017 | 983 | 51,531 |
44 | 15,000 | 14,228 | 772 | 37,303 |
45 | 15,000 | 14,441 | 559 | 22,862 |
46 | 15,000 | 14,658 | 342 | 8,204 |
47 | 8,327 | 8,204 | 123 | 0 |
参考:アコム返済シミュレーション
このように、最終的な利息総額は約20万円となり、返済総額はほぼ70万円。
相当な利息を支払い続けなくてはならないことが分かります。
最低返済額よりも多く返済して、返済期間と利息を少なくするコツ
上記した利息の計算方法を見れば分かりますが、利息を抑えるためには「借入残高」と「利用日数」を減らさなくてはなりません。
「借入残高×金利÷365日×利用日数=利息」
そこで、次のモデルケースとして、上記に+15,000円の上乗せ(1回につき30,000円の支払い)で行った場合を見てみましょう。
- 毎月の返済額:30,000円
- 借り入れ利率:18.0%
- 返済回数:20回
- 利息合計:79,706円
回数 | 返済金額 | 元金 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|---|
累計 | 579,706 | 500,000 | 79,706 | 0 |
1 | 30,000 | 22,500 | 7,500 | 477,500 |
2 | 30,000 | 22,838 | 7,162 | 454,662 |
3 | 30,000 | 23,181 | 6,819 | 431,481 |
4 | 30,000 | 23,528 | 6,472 | 407,953 |
5 | 30,000 | 23,881 | 6,119 | 384,072 |
6 | 30,000 | 24,239 | 5,761 | 359,833 |
7 | 30,000 | 24,603 | 5,397 | 335,230 |
8 | 30,000 | 24,972 | 5,028 | 310,258 |
9 | 30,000 | 25,347 | 4,653 | 284,911 |
10 | 30,000 | 25,727 | 4,273 | 259,184 |
11 | 30,000 | 26,113 | 3,887 | 233,071 |
12 | 30,000 | 26,504 | 3,496 | 206,567 |
13 | 30,000 | 26,902 | 3,098 | 179,665 |
14 | 30,000 | 27,306 | 2,694 | 152,359 |
15 | 30,000 | 27,715 | 2,285 | 124,644 |
16 | 30,000 | 28,131 | 1,869 | 96,513 |
17 | 30,000 | 28,553 | 1,447 | 67,960 |
18 | 30,000 | 28,981 | 1,019 | 38,979 |
19 | 30,000 | 29,416 | 584 | 9,563 |
20 | 9,706 | 9,563 | 143 | 0 |
参考:アコム返済シミュレーション
このように、毎月の支払額を増やすことで、利息総額は約8万円まで抑えることができました。上記ケースと比べて、12万円も利息が減っています。
もちろんお金に余裕がなければ、毎月の支払額を増やすのは厳しいでしょう。
しかし毎月の支払いを増やさなくても、お金に余裕があるときは追加返済や繰越返済を積極的に活用し、少しでも早く元金(借入残高)を減らすことが利息を抑えるポイントになります。
アコムのホームページや、カードローンに関する情報を紹介するサイトなどで「計画的な返済を心がけましょう」と紹介されていますが、上記のようなケースのことをいいます。
まずは毎月いくらくらいまで返済に充てられるのか、ボーナスや臨時収入などで追加返済ができないのかを考えてみましょう。

50万円借りられる?審査でチェックされる4つのポイント
アコムの初回借入の大半は10万~30万円程度となっており、最初から50万円を借りるのはかなりハードルが高いです。
そこでここからは、50万円借りるために確認しておきたい、審査に関する4つのポイントをみていきましょう。
- 在籍確認がしっかり行えるか
- 総量規制に引っかからないか
- 属性や信用情報に問題はないか
- 年収に問題はないか
これらのポイントをチェックして、自身の状況を把握した上で申込みたいものです。
それでは審査の詳細をみてみましょう。
在籍確認がしっかり行えるか
在籍確認は審査の過程で行われる「申請した勤務先で本当に働いているのか」を確認するための作業です。
会社に直接電話し、申込者の在籍を確認できればクリア。確認できなければ、審査が保留されるか、審査落ちのどちらかとなります。
在籍確認をクリアできないことには、50万円どころか契約すら難しくなるので、正確な勤務先情報で申込みましょう。
総量規制に引っかからないか
総量規制は「年収の3分の1までしか借入できない」という制度です。アコムだけでなく、他社を含めた借入総額が年収の3分の1未満でなければアウト。
すでに他社から借入している人は注意が必要です。
属性や信用情報に問題はないか
属性とは個人情報のことで、例えば次の3つが挙げられます。
- 氏名、年齢、住所など基本的な個人情報
- 勤務先
- 年収
バイトやパートなど、いわゆる非正規雇用者でも審査自体は通過できますが、50万円という高額借入になると、相応の年収がなければ厳しいと言わざるを得ません。
また信用情報もかなり重要です。
信用情報は信用情報機関(CICやJICCなど)に記録される、利用者のカードローン、クレジットカードに関する利用歴です。
過去に延滞を繰り返していたり、踏み倒ししたり、債務整理したり…といった信用情報が残っていると「この人は信用できない」と判断され、審査に落ちる可能性が非常に高くなります。
年収に問題はないか
上記した「総量規制に引っかからないか」で紹介したように、年収によって借りられる額が変わってきます。
50万円を借りるなら、最低限150万円の年収が必要になる計算に。
しかし初回から多額の借入をするには相応の「信用」が必要となり、その信用のひとつが「年収」です。
年収が高ければ、それだけ返済能力が高いとみなされるのが主な理由です。
年収150万円では50万円の借入は厳しいと言わざるを得ません。
- 総量規制の関係上、年収150万円が最低ライン
- 他社借入があると審査が厳しくなる
- 信用情報に問題があると審査はまず通らない
となります。
アコムで50万を借りるときの2つの注意点
50万円を借りるときは次の2点に注意しましょう。
- 初めてアコムを利用する方は50万円借りられない
- 50万円を超えてなくても収入証明を求められることがある
これらの注意点を理解していないと、思うようなアコムの利用が難しくなります。
それでは内容をみてみましょう。
初めてアコムを利用する方は50万円は借りられない
上記したように、アコムの初回借入額は10万~30万円がほとんどです。
これは取引実績がないことが理由で、利用し続けることで実績を重ね、段階的に限度額が引き上げられる仕組みを採用しています。
つまり初回から50万円を借入するのは現実的とは言えません。よほど収入が多く、返済能力が高いとみなされなければ無理でしょう。
50万円を超えてなくても収入証明を求められることがある
通常の申込みなら「本人確認書類(運転免許証など)」があれば申込みできますが、人によって「収入証明書」の提出を求められることがあります。
アコム公式サイトに記載される条件は次の2点のうち、いずれかに該当する人です。
- アコムの借入希望額が50万円以上
- 他社借入を含め100万円以上の借入
どちらかに当てはまる人は次の5つのうち、いずれか1点を提出しましょう。
- 源泉徴収票
- 給与明細書(直近2ヶ月分)
- 市民税、県民税決定通知書
- 所得証明書
- 確定申告書
なお上記条件に当てはまっていないにも関わらず、収入を確かめたいため、収入証明書を求められるケースもあるので留意してください。
すぐに用意できないものも含まれているので、事前に準備しておけば、求められたときスムーズに提出できますね。
アコムで20万を借りて、プロミスで30万円借りる選択肢もある!
初回から50万円の借入は難しいので、他消費者金融と組み合わせて50万円の借入を目指すのも有効なテクニックです。
例えば、アコムで20万円、プロミスで30万円の借入なら、トータル50万円を用意できます。
複数借入は返済計画を立てづらい(それぞれ返済日、返済額が異なるなど)部分があるので、推奨できるものではありませんが、どうしても50万円を準備しなくてはならないときの手段として覚えておきましょう。
なおアコムとプロミスそれぞれの特徴や選ぶポイントについては以下のページで詳しく解説しています。
気になる方はぜひチェックしてみてください。

アコムで50万円借りるまとめ
いかがだったでしょうか。
今回はアコムで50万円を借りた場合の利息の計算方法や、利息を減らす方法などを紹介しました。
最後にもう一度おさらいすると
- 50万円を最低返済額で支払い続けると20万円近い利息総額になってしまう
- 最低返済額+15,000円で利息総額を約8万円まで減らせる
- 毎月の返済額や追加返済など計画的な返済を心がけ、借入残高をいち早く減らすことが利息を抑えるポイント
の3つが挙げられます。
「利息がいくらかかるのか分からなくて怖い」
「どうすれば利息を減らせる?返済の負担を軽くしたい!」
そんな方は、この記事を参考にしてアコムの返済による負担を軽減できるよう、計画を立ててみてくださいね。
アコムのおすすめポイント
銀行グループ | 実質年率 | 融資枠 | 無利息期間 |
---|---|---|---|
三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3.0%~18.0% | 800万円 | 最大30日間 |
プロミスのおすすめポイント
銀行グループ | 実質年率 | 融資枠 | 無利息期間 |
---|---|---|---|
SMBCグループ | 4.5%~17.8% | 500万円 | 最大30日間 |
SMBCモビットのおすすめポイント
※2019年9月現在銀行グループ | 実質年率 | 融資枠 | 無利息期間 |
---|---|---|---|
SMBCグループ | 3.0%~18.0% | 800万円 | なし |